2018年4月8日日曜日

すむところ

妹が6月の末からとりあえず3ヶ月(観光ビザで)我が家に滞在することになった。
妹は本当はアイルランドに行きたいんだけど金銭面やらもろもろで、うちに来ることに。

わたしは最初ワーキングホリデーで1年だけのつもりでベルリンにきた。
そもそも、ドイツに住みたいという思いはあったんだけど、ベルリン以外がいいなと思ってた、都会じゃない方がいいな〜と。そしたらベルリンがなんだか意外に居心地がよくて、ワーホリ終了後、数ヶ月日本に帰り、またベルリンに戻るということにした。
最初1年だけと仕事関係の方々に言っていたし、そんな勝手なことして申し訳ないと思ったけど、でも日本でまた前のように暮らすという選択肢は無かった。
仕事の方たちも、自分の人生だから、とわたしのことを理解してくださって、本当にありがたかった。

ワーキングホリデーの次のビザは いわゆる学生準備ビザといわれているビザ。
大学生になりたいんで語学を勉強します。というビザです。
当時はワーホリ1年、そのあとは学生準備ビザ2年、大学には行かず、その後フリーランス(アーティスト)に切り替えるという流れがあって、(流れなんかあったかしらないけど、そうしてる人がけっこういた)そして学生準備ビザは書類さえあればけっこうすんなりもらえるという感じでした。
ところが今はそうじゃなくなってしまって、本当に大学に行く人以外多分とれないようになってしまってるようです。なので ワーホリからフリーランスに切り替える人が多いみたいです。

もちろんワーキングホリデーは条件さえ満たしていれば確実にもらえます。

フリーランスとるのもなかなか大変ですが 最初は結構取れると言われています。
わたしは学生準備ビザのくせに次にフリーランス取ろうとしたからか、結構揉めましたが。

ちゃんと準備したにもかかわらず、いろいろコレが足りないアレが足りないなどといわれ
結局計4回だか5回くらい外人局に行き、次の予約ももらえず毎回夜中から真冬の外で何時間も並ぶという苦行をしました、、。 
ネットでも予約は取れるのですが、だいたい三ヶ月後くらい先じゃないと予約に空きが無いことが多く、とくに学生ビザのところは人が多いため、なかなかとれません。なので、夜中の2時や3時から並び、整理券をもらい、その後室内でまた4時間とか余裕で待ちます。 そして本ビザをもらえるまで、その間は通称仮ビザというものがもらえます。

何回目かの時に保険会社から待たされている状態の時で、だからまだ保険にはいれていないんだという理由を言いにいったときに、担当者の機嫌が悪かったのかそういう人なのか、仮ビザあげない といわれ(その時は一人でいったときでした。だいたいドイツ人の友達とかについてきてもらう)わたしはそこで引き下がらず、は?おかしいでしょ!わたしのせいじゃない、いま向こうの対応をまってるんですけど!って対抗して、なんとか仮ビザをもぎとりました。(仮ビザはドイツを出る予定がないのであれば持ってなくても良いという話も聞きます。次の外人局の予約があれば、だとおもいますが)
パスポートを投げて返されるという屈辱も味わいました。
他の街はしりませんが、ベルリンは担当者によってもらえるビザ、そこで体験することが全然違います。

最後らへんに当たった担当者は親切で、(それがふつうなのかもしれないけど)次の予約をちゃんと取ってくれました。それのどれだけ嬉しかったことか。。。

わたしはその時の担当の人に、私の入った保険(保険会社にあらかじめ問い合わせてフリーランスの人にも対応してるといわれたので加入した)じゃダメだと言われ、そのせいでいろいろな保険会社に申請したりして(プライベートの保険に入れといわれもちろん、実績のないフリーランス一年目のひとには難しくことわられまくる)時間がかかりました。
その最初に入った保険でも行けたというアメリカ人の友達に最終的についてきてもらい、
彼はこの保険で行けたんですけどなんでわたしはだめなんですか?と言い、
その時の担当者(担当者はほぼ毎回代わるけど情報は共有されている)に、わたしにはどうでもいいわといわれ ビザをすんなりもらえました。
あの地獄のような数ヶ月はなんだったんだ!
わたしの苦労したときと同時期、同じような条件の友達は一発で3年もらえて わたしは苦労して1年しかもらえませんでした。 

ベルリンの外人局は今現在の時点では、基本的にそういう感じです。
そしてビザ取得は年々きびしくなってるともききます。
運のいい人は書類がそろってなくったってビザをもらえたり、また運がわるければ重箱の隅をつつくようなことをされ、担当者が間違えれば通常よりいい条件のビザがもらえたりと、きく話は様々。
ビザ取得をしなくてはいけない人たちはみんなこの苦労を乗り越えて頑張っています。
なので、ビザの取得は、日本人の友達同士でよく助け合っています。

これはわたしの経験、周りの人たちから得ている情報による完全な主観なので わたしの知らない人の間ではすんなりかんたんにもらえるよ!みたいなかんじかもしれませんけど。

フリーランスも最初取れて、その後の延長がまたむずかしいですが 長くいれば居るほどいろんな情報や知識を得られますので、その人次第だと思います。
色々書きましたが何度も言うように、すんなりビザが出る話もよくあるので、みんな本当にあれは運だ と口々にいっています。

ちなみにわたしはドイツ人と結婚したのでいまは 配偶者のビザです。
ビザ関係の悩みからはひとまず脱却できました。でも辛い経験もしたのでビザで頑張ってる人のきもちはよくわかります。

妹の話からだいぶそれてしまったけど、妹ももしドイツに居残りたい場合はそれなりに覚悟が居ると思うし、これから取ろうと思っている人も、そういうこともある、という感じで思っておくといいかもしれません。
アイルランドもまたちがうだろうし、国や街によってもそれぞれちがうでしょうしね、
外国に住むというのは、言語とか文化の壁だとかいうことだけじゃなく、こういうビザ関係の苦労も実はあります。

でもまあなんとかなるもんです。
わたしとしては それ以外とくに、ドイツに住んでいて特別嫌なこともないし、苦労した〜!というようなこともないです。(小さい嫌なことや苦労はある、わたしの発音が悪く言葉が伝わらないだとか、宅配がちゃんとこないだとかそういうようなことは)

ほかには最近じゃ家賃も値上がってるし、まずいい条件の部屋が見つからないということをすっごくよくききます。なので家探しもいまは大変みたいです。

色々書きましたがすべて、なんどもいいますが、わたしの主観ですので、まちがってることもあるかとおもいます。



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