2019年4月2日火曜日

生活するということ 1 わたしの場合

わたしが最初ドイツにきた理由は、「生活したい」という理由だった。

日本でも 音楽活動などもやって、CDも作らせてもらったり、仲の良いともだちもたくさんいて、家族と住んで、充実していたんだけど、
もちろん殆どの日は仕事場と家の往復。

景色が灰色だった。

それは比喩じゃなくって、こんな灰色の景色見てて、わたしは歌なんか作れないと思った。


それまでも作ってたじゃないかとおもうけど、でも本当にそう思った。

ニッポンコネクションという、ドイツのフランクフルトでの日本映画祭でライブをするという招待をいただいて、初めてドイツに来た。 
わたしは なぜか、昔から、ドイツとパリだけは行くことがないだろうと思ってたんだけど、
招待ということでタダで行けるしっていうんで行くことにした。

そういえば、その何年か前に、初めての海外旅行を母とふたりだけで オーストリアにいったときに、ドイツで乗り換えだったんだけど、 わたしはここに帰ってこなくちゃいけないって思ったことを思い出した。

フランクフルトのついでに、他の町も旅行して、 あれ、なんか、すごくいい、と思って、
半年後、こんどは妹と旅行に来た。

それで 次行くときは住もうと思ってた。

そんななか、 こんな景色はみてたらだめだ っていう気持ちになって、 じゃあドイツに行こうって思った。

一人暮らしをしたこともなかったし、家に帰ったら母のつくったご飯が食べられて、お風呂にも入れて、それは今思うと最高な暮らしだけど。
ちゃんと、自分の生活がしたかった。

当時すでに、RSKの アレすけくんというキャラクターの声を担当していたので、そちらにも迷惑をかけてしまうということで、いろいろ対策をして、1年だけというお話をした。
話をするときすごくドキドキしたのを覚えてる。
いつも良くしてくださるみなさんにご迷惑をおかけしてしまうということと、
でもきっとみんな理解してくださるという確信もどこかあったんだけど、、。

それでワーキングホリデーでドイツに来た。
ベルリンが、これまた一番興味なかったけど、語学学校の予定と、jojoさん(非常階段の)に占いをしてもらった結果も、その時期がいいということで ベルリンにした。
jojoさんには大きく背中を押してもらった。

準備は前からしてたんだけどちょうどその年の3月東北の震災があって、気持ちも大きく揺れた。それでも、もう決めてたので

5月後半、ちょうど気候もいい時期に ベルリンでの生活が始まった。







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