2019年4月2日火曜日

生活するということ 7 わたしの場合

結婚するということは、家族が増えるということです。

パトの両親、兄弟もわたしの両親、兄弟になる。
幸い、パトの両親はまったく嫌な感じがなく、私にもとても良くしてくれます。

まだ結婚する前、パトの両親に会ったとき、この人達にそだてられたなら この人(パト)は大丈夫だと思いました。

クリスマス、イースター、誕生日。まいどまいどたくさんの親戚たちが集まる中に行き、それはそれは大変です。
家族、親戚たちはぜんぜん嫌じゃないんです。むしろ明るくって、やさしくて、好きなんです。
しかし、ドイツ語〜! こればっかりは。
話がわからない。
もちろん最初の頃よりはましになってるけど、それでも全然だめ。

このまえ20年こちらに住まわれてるかたにお会いしたけど、その方も、まだまだって言ってた。
20年でまだまだなんだから!たった8年なんかまだまだすぎる。

結婚した当時は6年目とか、そんで家族とかに会いだしたのは、4年目、5年目?くらい?
なのでまだまだ加減は、ますますまだまだなんだけど。

去年もクリスマス疲れて熱出ました。

でもこれも、生活。

そういう家族の付き合いを通してだいぶ、ドイツの生活というものの一部が覗けた気がします。



そんななか、犬を飼いたい欲がふくれあがり、パトを説得し、ティアハイムなどに犬を見に行くことに。結果ティアハイムではなく、ポーランドの犬の施設から犬を救出してるグループから譲り受けることになるのですが、ほんとに、犬を飼い始めてよかったです。
その犬がchipsyです。


そういう感じになってきて、
ワーホリの頃、シャンプー、リンス買うのにも戸惑っていたのとはだいぶ深くなったような。「気が」します。

でも、あくまで、わたしのばあいです。
わたしは日本食レストランという環境で仕事してますし、もっと、ハードな、ドイツ語文化の中に飛び込んで頑張ってる方なんか、とっくにいろいろ深み増してるかもしれませんし。


そして、ここ最近、仕事についてもかんがえるところがあって、
わたしはここでこうしてていいんだろうかと。
レストランの仕事はもう覚えてるから楽だし、環境もぬるま湯のようで居心地もいいし、
でもなんかちがう と思ってきてしまい、 仕事を徐々に減らしてもらっています。
頭の中が、仕事のことでいっぱいになってしまって (もちろん ストレスもありますので)
これはなんかちがう、と思ったのです。また、肉をたべなくなってから、肉を調理することも抵抗をかんじているのも確かです。

それで 週5、6日働いていたものを 週4,それから週3、 いまは週2です。
ミニジョブという、税金が発生しない給料内ではたらくというものに変えてもらいました。

おかげで頭はだいぶすっきりしてきて、 昔のように、いろいろ考えられるようになりました。

創作意欲もでてきました。

シュニックシュナックも、ソロも。

でも!やっぱり、日々、お金は要るので、、。チプも病院いったりエサ代でお金かかるし。

その間でいま格闘してます。

なにか新しい仕事をはじめようか。(肉をあつかわない仕事)
それとももっと音楽でやってくべきか。
でも定期的な収入というものが必要です。
パトとは口座を分けてるので、もちろん生活費などパトのほうが多めにはらってくれたりしますが(パトのほうが収入が多いため)、それでもかかるものはかかります。




また脱線しましたが、
いまこういう「生活」をおくっています。
パトが社交的な人なのもあり、近所付き合いもよく、
前にも書いたけど、近所のコミュニティの庭にも参加させてもらって、自分の庭をもらえたし、
近所付き合いをしてるとますます、生活感がでてきます。

こんどうちのまえの広場にちゃんと名前をつけようという話し合いがあるからそれに一緒に行こうとか(わたしはバイトがあるからいけないけどパトがいく)
こういうデモがあるとか、
あと、暖炉のことで大家さんに言ったけどお金がないから暖炉廃止できないっていわれたから、もう自腹でやる!という情報をきき、じゃあうちも一緒にやっちゃおうかなっていうことになったりとか(まだ大家さんに聞き中)
そういう話に巻き込まれるようになってきて、 ああ、わたし、ここで「生活」してるんだ、って思いました。

だからこのことをかきたかったがために 7かいにも分けてぐだぐだと誰も興味ないことをかきました。

もうすぐ9年目に突入。
長さはさほど問題じゃないと思うけど、ようやく、ああ生活してるなってじんわり思えるようになりました。

近所の人と道であって少し立ち話したり、留守中に猫の世話しにいったり。近所の人のお葬式にも出席した。
お葬式はなるべく出席する事態になってほしくないけど。

ドイツに来る前想像した、「生活」というものに近づいたなと思います。





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